ベクター・ジャパンは、マツダが自社の通信ネットワークソフト「Mazda Network Operating System」の主要推奨ベンダーとして、ベクターを選定したと発表した。
ベクター・ジャパン(ベクター)は2019年9月26日、マツダが自社の通信ネットワークソフト「MNOS(Mazda Network Operating System)」の主要推奨ベンダーとして、ベクターを選定したと発表した。
MNOSは、ベクターのAUTOSAR BSW(基盤ソフトウェア)「MICROSAR」を、マツダの仕様に対応させたソフトウェアだ。同社向けECU(電子制御ユニット)を開発するサプライヤーがMNOSを活用することで、効率的にECU開発ができる。
ベクターではこれまでも、マツダ仕様に対応したCAN通信組み込みソフトウェア「CANbedded」や、リプログラミングソフトウェア「FlashBootloader」をマツダに提供。多数の量産プロジェクトで活用されてきた。
さらに、同社の次世代の通信仕様策定の際には、AUTOSARに関するノウハウを用いてその策定に貢献した。今回の選定は、これらの実績が評価されたものだという。
モデルベース開発は単なる手法でなくモノの考え方、マツダ流の取り組みとは
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