業務利用が中心となるレッツノート、屋外をはじめとする過酷な環境下で使用されるタフブックにおいて、耐久性や信頼性は製品価値を左右する大変重要な指標となる。そのため、神戸工場では敷地内に全世界の電磁波規制に対応した10m電波暗室を完備する他、落下や防水、温湿度などの信頼性評価設備、各種分析装置などを備え、厳しい品質チェックが行われている。
その他、PCの設定から同梱ソフト/ハード、管理ラベルの貼り付けなど、一品一様のカスタマイズに対応。また、生産拠点としては珍しく、工場内に修理サポートのコールセンターを設けており、工場で働く作業者が交代で電話対応を行っているという。この狙いについて、清水氏は「普段モノを作っている担当者が、顧客の声を直接聞き、故障箇所をその目で確認することで、重要な品質情報を得ることができる。そこで得たものをすぐに次の製品開発や品質評価などに役立てることができる」と説明する。
さらに、神戸工場は自ら取り組む現場プロセスイノベーションを体感できる工場として位置付けられており、顧客との商談や技術活用の事例を紹介する場としてだけではなく、子供や学生向けイベントを通じたファンづくりの場としても機能する。
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