横河ソリューションサービスは、三菱総合研究所と進めてきた「ものづくり競争力強化支援事業」の協業範囲を拡大し、新たに「製造業DXトータルサポートプログラム」の提供を開始する。
横河ソリューションサービスは2019年6月25日、三菱総合研究所と進めてきた「ものづくり競争力強化支援事業」の協業範囲を拡大すると発表した。新たに、「製造業DX(デジタルトランスフォーメーション)トータルサポートプログラム」の提供を開始する。
同プログラムは、日本の製造業がDXによって競争力を強化することを目標に掲げる。提供地域は日本国内と東南アジアなど。具体的には、「Industrial IoT(IIoT)トータルソリューション」「イノベーション創出支援コンサルティング」「グローバル成長戦略実現(現地化推進)サポート」の3つのサービスを提供する。
IIoTトータルソリューションでは、産業用IoT(モノのインターネット)を活用して計測、制御、製造管理、経営管理を統合し、製造業のDXを支えるサイバーフィジカルシステム(CPS)を構築する。イノベーション創出支援コンサルティングでは、AI(人工知能)やシミュレーション、データ解析技術などを含むCPSの活用により、製造業におけるプロセス革新の支援と新製品開発、オープンイノベーションの実現を支援する。
また、これら2つのサービスを国内や東南アジアなどで提供することで、バリューチェーンの現地化推進をサポートする。
国内では、同年7月1日より同プログラムの提供を開始。東南アジア地域では当面、シンガポールにある横河電機の東南アジア地域統括拠点とタイの子会社内に新設するERPビジネス専門組織を足掛かりに提供を開始する予定だ。
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