横河電機は、ERPソリューションのマーケティング、販売、エンジニアリングの専門組織をシンガポールとタイに設置し、2019年7月1日から東南アジア各国の製造業向けに活動を開始する。
横河電機は2019年6月13日、ERP(基幹業務システム)ソリューションのマーケティング、販売、エンジニアリングを専門とする組織をシンガポールの東南アジア地域統括会社とタイの子会社に設置し、同年7月1日から東南アジア各国の製造業向けに活動を開始すると発表した。
同社が東南アジアで提供するのは、Microsoftのクラウド対応ERPソリューション「Dynamics 365 for Finance and Operations」、東洋ビジネスエンジニアリングの生産管理システム向けERPパッケージ「mcframe」、フレクシェの生産スケジューラー「FLEXSCHE」、横河電機のクラウド対応保全管理システム「eServ」の4製品だ。いずれのソリューションも柔軟性が高く、化学、石油、ガス、エネルギー産業から食品、医薬品、自動車製造業までの幅広いニーズに対応できるとしている。
東南アジアには現在、日本の上場企業だけでも約2500の製造施設がある。横河電機は40年以上にわたって東南アジアに拠点を置く製造業顧客に、制御システムやフィールド機器、操業効率や安全性を高めるソリューションを提供してきた。これらにERPソリューションを加えることで、支援の対象を経営層向けのビジネスプランニングなどにも拡大する考えだ。
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