シュナイダーエレクトリックは2019年5月28日、生産現場におけるクラウドベースの機械常時監視サービス「EcoStruxure マシンアドバイザー」の国内提供を同年6月3日から開始すると発表した。
シュナイダーエレクトリックは2019年5月28日、生産現場におけるクラウドベースの機械常時監視サービス「EcoStruxure マシンアドバイザー」の国内提供を同年6月3日から開始すると発表した。
シュナイダーエレクトリックでは、グローバルでそれぞれの産業別に最適化したIoTプラットフォーム「EcoStruxure(エコストラクチャー)を展開しているが、今回は産業機械メーカーや、設備産業向けの「EcoStruxure Machine」の一環となるサービスとなる※)。
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「EcoStruxure マシンアドバイザー」は、機械および装置メーカーが、国内外に出荷した機械や装置を構成する部品情報の一元管理をしたり、機械の稼働をクラウド上で確認や分析したりすることで、機械の運用とメンテナンスを簡便化する「レディーメイドサービス」である。
機械メーカーがIoTなどを活用して機械の遠隔保守サービスなどを構築する際に、最初から自社で開発するには大きな負担がかかるが、同サービスを利用することで簡単に自社の製品のIoTサービスを構築することが可能となる。
シュナイダーエレクトリック 日本統括代表 白幡晶彦氏は「産業機械のIoT化への動きは活発なものがあるが、いざIoTを活用した遠隔監視サービスなどを始めるとなると、さまざまな技術リソースが必要になる。リソースに余裕のある大手メーカーであれば独自のサービスを展開できるが、中堅メーカーでは1社だけではサービスを行いたくても行えないような状況が生まれている。新サービスはこれらを支援するものだ」と述べている。
「EcoStruxure マシンアドバイザー」はクラウド型のサービスで、アカウントに登録するだけですぐに使えるようになる。具体的なサービスは「トラック」「モニター」「フィックス」の3種類を用意する。
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