安川電機は、ハノーバーメッセ2019において、産業用ロボット製品およびロボットを活用したソリューション提案を行った。また、現在展開中の協働ロボットよりも大きいサイズの協働ロボットも参考出品した。
安川電機は、ハノーバーメッセ2019(2019年4月1〜5日、ドイツ・ハノーバーメッセ)において、産業用ロボット製品およびロボットを活用したソリューション提案を行った。また、現在展開中の協働ロボットよりも大きいサイズの協働ロボット新製品も参考出品した。
安川電機は2017年に同社初の協働ロボット「MOTOMAN-HC10」を投入。その後、持ち運んで設置場所を自由に変更できるハンドキャリータイプなどの製品バリエーションを用意する他、無人搬送車(AGV)への搭載タイプのソリューション提案を行うなど、さまざまな用途に合わせた周辺技術などの強化に取り組んできた。
ハノーバーメッセ2019でも協働ロボットを中心にさまざまなソリューション提案を紹介。検査装置などの設備と協働ロボットを組み合わせ、その間をAGV搭載の協働ロボットが移動し、協働ロボット同士でモノを受け渡しながら、作業を進めるデモンストレーションなどを披露した他、人と協働ロボットが協力して組み立て生産作業を行う様子などを紹介した。
また、現在展開中の「MOTOMAN-HC10」の可搬質量は10kgで、これでも従来展開されている協働ロボットの中では可搬質量が大きい方ではあるが、新たに可搬質量20kgの「MOTOMAN-HC20」を参考出品。ソリューションを広く展開するとともに、ロボットのバリエーションを拡大していくことで、さらなる新たな用途開拓を進める方針を示している。
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