“人と共に働くロボット”を訴えた安川電機、協働ロボット新製品も参考出品ハノーバーメッセ2019

安川電機は、ハノーバーメッセ2019において、産業用ロボット製品およびロボットを活用したソリューション提案を行った。また、現在展開中の協働ロボットよりも大きいサイズの協働ロボットも参考出品した。

» 2019年04月22日 14時00分 公開
[三島一孝MONOist]

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 安川電機は、ハノーバーメッセ2019(2019年4月1〜5日、ドイツ・ハノーバーメッセ)において、産業用ロボット製品およびロボットを活用したソリューション提案を行った。また、現在展開中の協働ロボットよりも大きいサイズの協働ロボット新製品も参考出品した。

photo ハノーバーメッセ2019の安川電機ブース。協働ロボットを中心に紹介した(クリックで拡大)

“人と共に働く”をテーマに協働ロボット「HC10」を訴求

 安川電機は2017年に同社初の協働ロボット「MOTOMAN-HC10」を投入。その後、持ち運んで設置場所を自由に変更できるハンドキャリータイプなどの製品バリエーションを用意する他、無人搬送車(AGV)への搭載タイプのソリューション提案を行うなど、さまざまな用途に合わせた周辺技術などの強化に取り組んできた。

 ハノーバーメッセ2019でも協働ロボットを中心にさまざまなソリューション提案を紹介。検査装置などの設備と協働ロボットを組み合わせ、その間をAGV搭載の協働ロボットが移動し、協働ロボット同士でモノを受け渡しながら、作業を進めるデモンストレーションなどを披露した他、人と協働ロボットが協力して組み立て生産作業を行う様子などを紹介した。

photo 人と同じスペースで、人とロボット、ロボットとロボットが協力して作業を行う姿を示した(クリックで拡大)

協働ロボットのバリエーションも拡大

 また、現在展開中の「MOTOMAN-HC10」の可搬質量は10kgで、これでも従来展開されている協働ロボットの中では可搬質量が大きい方ではあるが、新たに可搬質量20kgの「MOTOMAN-HC20」を参考出品。ソリューションを広く展開するとともに、ロボットのバリエーションを拡大していくことで、さらなる新たな用途開拓を進める方針を示している。

photo 参考出品された「MOTOMAN-HC20」(クリックで拡大)

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