スズキは2019年4月12日、完成検査で発生した不適切行為に関する報告書と再発防止策を国土交通省に提出した。また、同社は適切な完成検査を受けていない可能性があり初回車検を受けていない約200万台の車両を対象にリコールを実施する意向を明らかにした。
スズキは2019年4月12日、完成検査で発生した不適切行為に関する報告書と再発防止策を国土交通省に提出した。また、同社は適切な完成検査を受けていない可能性があるとともに初回車検を受けていない約200万台の車両を対象にリコールを実施する意向を明らかにした。
スズキは2018年8月、完成検査工程における燃費と排出ガスの抜き取り検査に関して、走行モードから許容以上に逸脱(トレースエラー)したために無効な試験結果とすべきにも関わらず有効な試験結果としていたことを発表した。しかし同社は同年9月、トレースエラーの事案に加えて新たに測定結果の改ざんがあったことも発表し、国土交通省から完成検査における不適切行為の徹底調査と再発防止策を策定するよう指示を受けていた。
今回発表された調査報告書は弁護士や有識者などで構成された外部調査チームによって起案された。同報告書では、燃費と排出ガスの抜き取り検査に関して多くの不適切行為を指摘している。
その他、完成検査工程における全数検査や、燃費・排出ガス測定以外の抜き取り検査で以下の多岐に渡る不適切行為が見つかった。これらの行為は1981年6月頃から2019年1月頃まで行われたとの供述が得られているという。
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