テクマトリックスは、Parasoft Corporationが開発したC言語/C++言語対応テストツール「C++test 10.4.1」を発売した。C言語向けセキュアコーディングのガイドライン「CERT Cコーディングスタンダード」のルールに完全対応している。
テクマトリックスは2019年3月14日、Parasoft Corporationが開発したC言語/C++言語対応テストツール「C++test 10.4.1」を発売した。静的解析機能を強化し、C言語向けセキュアコーディングのガイドライン「CERT Cコーディングスタンダード」のルールに完全対応している。
C++testは、コーディング規約チェックやフロー解析といった静的解析、単体テスト、カバレッジ計測などに対応するオールインワンテストツール。車載機器、産業機器、医療機器、OA機器などの組み込みソフトウェア開発、Windows/Linuxアプリケーション開発などで活用されている。
今回のバージョンアップでは、セキュアコーディングへの対応を強化。CERT Cコーディングスタンダードのルールに完全対応した他、C++言語向け「CERT C++コーディングスタンダード」や「AUTOSAR C++14コーディングガイドライン」のルールも追加した。既に対応済みの「MISRA C:2012」と合わせると、静的解析における総ルール数は3790になった。
また、テスト用スタブ機能のフレームワークを一新し、テストケース作成作業の効率化を図った。HTMLレポート出力機能では、テストケースごとの事前条件・事後条件など、テスト実行に関する追加情報を出力可能になった。
併せて、プロジェクト全体のステータスをリアルタイム表示する「Parasoft DTP 5.4.1」も発表。従来のMISRAコンプライアンスパックに加え、CERT C/C++、AUTOSAR C++14の順守状況を確認できるコンプライアンスパックを追加している。
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「C++test」「Parasoft DTP」に新バージョン、品質と速度の両立目指すCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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