豊田ハイシステムは、「第30回 設計・製造ソリューション展(DMS2019)」において、2018年春から事業化している「AI画像認識サービス」を展示した。
豊田ハイシステムは、「第30回 設計・製造ソリューション展(DMS2019)」(2019年2月6日〜8日、東京ビッグサイト)において、2018年春から事業化している「AI画像認識サービス」を展示した。
同社は豊田自動織機の情報システム子会社であり、豊田自動織機グループにおける生産や物流のノウハウを製品化し外販する業務も担っている。生産管理システムの「TPiCS-X」やJIT(ジャストインタイム)生産を実現可能な生産順序指示システム、物流ソリューションテンプレート「LogiComp」などがある。
これらと同様にAI画像認識サービスも、人が目視で行っている外観検査や確認作業の代替を目的に、豊田自動織機グループの生産ライン向けに開発が進められたものだ。主な用途としては、取り付けるべき部品の間違いや組み合わせの間違いを検査する「誤品取付/取付位置検査」、製品の外観画像からキズやへこみの有無を見つける「外観検査」、画像の中に指定されたものが何個あるかを見る「員数カウント」などがある。また、外観に加えて文字の読み取りなどのセンサー情報を組み合わせた「物体認識」も行える。オンプレミスとクラウド、両方の環境で利用可能だ。
導入までの流れは、サーベイと簡易アセスメント、検証、テストと本番導入の3段階に分かれ、サーベイと簡易アセスメントについては、データ収集後、学習・精度報告に最短2カ月ほどかかるという。「親会社である豊田自動織機の生産ラインでの実績が何よりの強み」(豊田ハイシステムの説明員)としている。
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