ロームは、ステッピングモーターアプリケーションの開発向けに、モータードライバLSI評価ツール「RAGU」シリーズを発表した。PCと電源が1つあれば動作評価が実施できるため、評価工数の削減や開発期間の短縮に貢献する。
ロームは2018年12月4日、ステッピングモーターアプリケーションの開発向けに、モータードライバLSI評価ツール「RAGU」シリーズを発表した。複写機やプリンタの用紙搬送部、セキュリティカメラの回転駆動部など、一定間隔で駆動するモーターアプリケーションの開発に適している。
RAGUは、メインボード「RAGU-main1-EVK-001」とオプションボード「RAGU-op1-EVK-001」、DUTボード、PC上で制御するためのアプリケーションソフトで構成される。DUTボードは、36V耐圧で出力電流定格2.5AのステッピングモータードライバLSI「BD63725BEFV」を搭載する。
これまで、モーターやモータードライバLSIの動作評価には、オシロスコープやファンクションジェネレーターなどの計測機器、複数の電源が必要だったが、RAGUはPCと電源が1つあれば動作評価が実施できるため、評価工数の削減や開発期間の短縮に貢献する。
今回発表したのはシリーズ第1弾で、インターネットでの販売を開始している。同シリーズを使用するためのアプリケーションソフトはWebサイトからダウンロードできる。DUTボードについては、今後、BD63725BEFV以外の製品も順次リリースする予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.