エッジデバイスへの機械学習導入を促進するツールキットとソリューション:人工知能ニュース
NXPセミコンダクターズは、エッジデバイス向けの新たな機械学習(ML)開発環境として、MLツールキット「NXPエッジインテリジェンス環境(eIQ)」「ターンキー統合型MLソリューション」を発表した。
NXPセミコンダクターズは2018年10月25日、エッジデバイス向けの機械学習(ML)開発環境として、MLツールキット「NXPエッジインテリジェンス環境(eIQ)」「ターンキー統合型MLソリューション」を発表した。
eIQは、クラウドやトレーニング済みMLモデルの構築および最適化に必要なツールで構成する。現在の機能として、TensorFlow Lite、Caffe2などのニューラルネットワーク(NN)フレームワークや推論エンジン用モデル変換、GLOWなどのNNコンパイラに対するサポート、同社の組み込みプロセッサ上でのヘテロジニアス処理用モデル展開向けのツールなどを提供する。
全てのNXPマイクロコントローラー(MCU)やアプリケーションプロセッサに対応し、エッジデバイスへのML実装に必要なビルディングブロックも提供する。リソースに制約のあるエッジデバイス上の高効率駆動を支援し、産業、IoT(モノのインターネット)、車載アプリケーションでの適用を見込む。
ターンキー統合型MLソリューションは、音声、視覚、異常検出アプリケーション向けに、eIQ環境をベースとしたデータ収集、トレーニング済みモデルを搭載している。同ソリューションはモジュール型で、ユーザーはプラグインを利用して機能拡張ができる。例えば、音声認識モジュールを同社の視覚認識ソリューションへ追加するなど、カスタマイズに対応する。
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