横河電機は、プラント情報解析ソフトウェアの最新版「Process Data Analytics R1.02」を2018年11月に発売する。他社プラント情報管理システム(PIMS)のデータ取り込み機能などを追加し、機能を強化した。
横河電機は2018年9月10日、プラント情報解析ソフトウェアの最新版「Process Data Analytics R1.02」を発表した。発売は同年11月の予定。他社プラント情報管理システム(PIMS)のデータ取り込み機能などを追加した。
Process Data Analyticsは、プラント情報管理システムの温度、圧力、流量、液位などのプロセスデータや設備の稼働状況、操作履歴などの情報を入力・解析するソフトウェア。生産現場における品質安定化や、継続的な品質改善活動を支援する。
最新版では、産業オートメーション分野におけるデータ交換のグローバル標準規格「OPC HDA(ヒストリカルデータアクセス)」インタフェースを搭載。他社PIMSデータの取り込みが容易になった。
また、複数のプロセスデータを重ねてグラフ表示する際に、着目すべき数値変化の起点や表示色を瞬時に設定・変更可能になった。同社の解析エンジニアによるベンチマークテストでは、従来比5倍の作業スピードでデータの特徴を評価できた。各種グラフを他のレポート作成ソフトウェアにも貼り付けできるため、レポート作成の工数を短縮できる。
主に、石油や石油化学、化学、鉄鋼、紙パルプ、薬品、食品、自動車、ガラス、ゴム、電機・電子などのプラントでの利用を見込む。
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