スペースリーは、360度VRによる営業マーケティング支援ツール「セールス VR」の提供を開始した。独自の遠隔同期機能を活用したVR顧客分析機能により、コンテンツ配信後のユーザーの動向を把握できるようにした。
スペースリーは2018年7月2日、360度VRによる営業マーケティング支援ツール「セールス VR」の提供を開始した。不動産業や旅行観光業など、360度VRコンテンツを利用するさまざまな分野での利用を想定している。
同社は、Webブラウザで再生可能なパノラマVRコンテンツを制作、編集、管理するVR制作クラウドソフト「スペースリー(Spacely)」を運営している。同ソフトで制作した360度VRの閲覧情報は、ユーザーの興味関心を把握できるマーケティングデータとなるが、これまで十分な活用がされていなかった。
今回同社では、独自の遠隔同期機能を活用し、新たなVR顧客分析機能を開発。コンテンツ配信後のユーザーの閲覧内容から、ユーザーの閲覧状況、興味を瞬時に把握できるようにした。
具体的には、メール送信したコンテンツのURLを顧客が閲覧すると、担当者にメール通知され、閲覧状況をリアルタイムに確認できる。また、リストへの一斉配信に加え、個別配信にも対応。顧客行動の分析結果を蓄積し、アクセス日時、所在場所、閲覧時間、ポップアップ情報などを定量的に把握することもできる。
同ツールは、スペースリーをPROプラン以上で契約した場合に利用可能となっている。
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