サイバネットシステムは、照明設計解析ソフトウェアの最新版「LightTools 8.6」を発売した。公差解析機能を搭載し、照明光学系の製造時における公差評価に利用可能になった。
サイバネットシステムは2018年6月20日、Synopsysが開発した、照明設計解析ソフトウェアの最新版「LightTools(ライトツールズ) 8.6」を発売した。新たに公差解析機能を搭載したことで、照明光学系の製造時における公差評価に利用可能になった。従来の点光源に加え、矩形型光源や光源測定データなど、さまざまな光源に対応する。
LightToolsは、照明光学系の3次元CAD設計・解析を行うソフトウェアだ。試作前の設計支援から試作後の詳細解析、実機との比較検証などに対応し、短期間で高精度な設計ができる。
最新版に搭載した公差解析機能は、照明光学系の製造可能性を予測し、製造コストを管理する。同機能により、システム性能に影響している公差を把握できる他、公差範囲を微調整した場合の各種性能への影響も即座に確認可能になる。
また、3次元CADデータの部品同士の接触面を自動的に検出し、それらの面を自動で接触処理する機能を追加。さらに、逆方向シミュレーションが測定データ光源に対応したため、シミュレーションの精度向上と時間短縮につながる。
設計機能も強化し、自由曲面設計機能やライドガイドデザイナー機能を改善している。対応OSとして、Windows 10を正式にサポートした。
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