1000分の1秒単位での機構動作シミュレーションが可能な3D CAD「IRONCAD 2017」3D設計推進者が見たDMS2018

クリエイティブマシンは「第29回 設計・製造ソリューション展」(以下、DMS2018、2018年6月20〜22日、東京ビッグサイト)に出展。同社が販売・サポートするミッドレンジ3D CAD「IRONCAD 2017」と同製品のアドインソフトウェアなどを展示した。

» 2018年07月06日 08時00分 公開

 クリエイティブマシンは「第29回 設計・製造ソリューション展」(以下、DMS2018、2018年6月20〜22日、東京ビッグサイト)に出展。同社が販売・サポートするミッドレンジ3D CAD「IRONCAD 2017」と同製品のアドインソフトウェアなどを展示した。

IRONCAD(クリエイティブマシン)

 「IRONCAD」(開発元は米国のIRONCAD社)はParasolidとACISという2種類のカーネルに対応し、ダイレクトモデリング(※1)を特長とするミッドレンジ3D CADだ。

※1 ダイレクトモデリング:フィーチャ履歴がなく、3D モデルの面や陵などを直接選択して形状追加や修正を行える3Dモデリング手法。

 今回は、新製品の機構シミュレーター「icROBOSim」について紹介していた。この機構シミュレーターは、機構についての拘束条件設定を行った後、独自の移動ツールである「TriBall(トライボール)※2」を操作することにより、例えばロボット先端などを、所定の動作位置に移動させることが可能である。その移動タイミングは、画面下部のチャートによって設定するというもので、操作そのものはシンプルなものだ。

※2 TriBall:IRONCAD上のパーツやフィーチャなどの3次元オブジェクトをユーザー任意の場所や方向に移動したり、コピーしたりが可能な機能。

 この機能により機構の動作検証や組み立て手順の検証を行うことが可能だ。3D CADデータのモデルを動かす際には、1000分の1秒単位での動作シミュレーションができ、タクトタイム検証など高度な検証ができる。なお、この機能は年間保守契約「AS(アクティブ・サポート)」の特典ということだ。

icROBOslim画面

icROBOslim画面(チャート部分)
cROBOslimと実機の比較デモ

 クリエイティブマシンは宮崎県宮崎市に拠点を置く、「IRONCAD」のソフトウェア販売代理店だが、産業機械屋設備、冶具などの設計にたずさわる企業である。本業で選定した「IRONCAD」をFA業界に普及させることで、ビジネスの活性につながり、それが仕事の受注につながるのではと考えているという。

Profile

土橋美博(どばし・よしひろ)

1964年生まれ。25年間、半導体組み立て関連装置メーカーで設計・営業・3次元CAD推進を行う。現在、液晶パネル製造装置を主体に手掛ける株式会社飯沼ゲージ製作所で3次元CADを中心としたデジタルプロセスエンジニアリングの構築を推進する。ソリッドワークス・ジャパンユーザーグループ(SWJUG)の代表リーダー・事務局も務める。



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