フリックフィットは、靴の内寸を3Dデータ化できるスキャナー「シューデジタイザ」を開発した。実物の靴の試着による靴選びから、大量の靴をバーチャル試着し、その中から選ぶ新たな購買体験を提供する。
フリックフィットは2018年6月5日、靴の内寸を3Dデータ化できるスキャナー「シューデジタイザ」を開発したと発表した。靴の内側の大きさを約3分30秒で3D計測できるハードウェアで、1足ずつ試着していた従来の靴選びから、大量の靴をバーチャル試着し、その中から合う靴から選ぶという新しい購買体験を提供する。
使用方法は、まず販売店でシューデジタイザを使って靴の内寸を3Dデータ化し、フリックフィットのクラウド上に登録する。足のサイズを3Dデータ化して計測できる「フットデジタイザ」で顧客が足をスキャンすると、AI(人工知能)がクラウド上でフィッティングを行う。そして、顧客のスマートフォンにサイズの合った靴を提案・表示する仕組みだ。このシステムにより、来店後の購入率向上が期待できる。
また、オンライン上で簡単にバーチャル試着ができるため、あらかじめ試着したい靴を選び、店頭で試着を予約したり、オンライン上で決済もできる。今後は同システムを用いて、実店舗およびオンラインでの購買の活性化を計り、海外展開も進めるとしている。
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