シリコンバレーにしかないもの?オートモーティブメルマガ 編集後記

1つの場所にこだわる必要はあまりないのでしょうか? 目的次第ですかね。

» 2018年02月07日 12時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

この記事は、2018年2月7日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


シリコンバレーにしかないもの?

 先日、日系企業のシリコンバレーでの活動を支援する有志活動「シリコンバレー D-Lab」のセミナーを聴講してきました(※1)。セミナー自体は、経済産業省の庁舎地下にある大きな講堂が満席になるほど盛況で、企業の経営者クラスの方々も多数参加していたそうです。

(※1)関連記事:シリコンバレーで新規事業を始めたいときに勘違いしてはいけないこと

 シリコンバレーは一度も訪れたことがありませんが、多くの企業にとって、あるいは新規事業の立ち上げにおいて、特別な場所であるのだと感じました。

 昨今のシリコンバレーブームは、Google(グーグル)やFacebook(フェイスブック)、Uber(ウーバー)、Tesla(テスラ)といった企業が成功した環境と人材にあやかろうとことしているように見えます。しかし、セミナーでは、これまで日系企業はシリコンバレーがバブルに沸くさなかにやってきて、バブル崩壊とともに撤退してきた経緯を再び繰り返しかねないと指摘しました。

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