東陽テクニカは、ソースコード静的解析ツール「AUTOSAR C++コンプライアンスモジュール」の販売を開始した。車載ソフトウェアのソースコードがAUTOSAR C++コーディングガイドラインにどのくらい適合しているかを評価できる。
東陽テクニカは2018年1月17日、ソースコード静的解析ツール「AUTOSAR C++コンプライアンスモジュール」を発表した。同ツールは、C++言語用ソースコード静的解析ツール「QA・C++ 4.2」の有償オプション。すでに販売を開始している。価格は129万2000円(同年3月31日までは、キャンペーン価格98万円で提供)となる。
AUTOSAR C++コンプライアンスモジュールは、英国のプログラミングリサーチ(Programming Research)が開発したソースコード静的解析ツールだ。同社は、次世代自動車開発で注目を集めるAUTOSAR C++コーディングガイドラインの策定ワーキンググループのメンバーとなる。
同モジュールにより、AUTOSAR C++コーディングガイドラインに、車載ソフトウェアのソースコードがどの程度適合しているかを評価できる。
また、AUTOSAR C++コーディングガイドラインに対する記述違反を正確に解釈し、自動で高精度に検出する。これにより、安全な車載システムの開発や、手戻り工数削減による生産性の向上に貢献する。
記述違反を検出すると、メッセージヘルプ機能により、その箇所に違反が疑われるルール番号や解釈、対策を表示する。また「MISRA-C++:2008」や「CERT-C++」といった既存のコンプライアンスモジュールと併用することで、複数のコーディングガイドラインを同時に評価できる。
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