ヤマハ発動機は、産業用マルチローターのプロトタイプ「YMR-01」を発表した。6軸ローターの左右2軸を「上下二重反転」とする8枚ローター式を採用し、1フライトあたり1haの連続散布能力を備えた。
ヤマハ発動機は2017年10月10日、産業用マルチローター(ドローン)のプロトタイプ「YMR-01」を発表した。上下二重反転ローターと軽量のカーボン製ボディにより、1フライトあたり1haの連続散布能力を備えた。2018年の発売を予定している。
6軸ローターの左右2軸を「上下二重反転」とする8枚ローター式を採用し、適切な降下気流を生み出すことに成功した。二重反転軸の近くに散布ノズルを配置したことで、作物の根本まで均一に薬剤を届けることができる。これらの特徴により、同社の産業用無人ヘリコプターと同等の散布品質を可能にした。
また、カーボン製ボディーには、軽量かつ剛性に優れたモノコックシェル構造を採用。電装系を冷却するダブルエアーインテークデザインや、着陸時の衝撃を緩和するランディングギアなども装備した。
同社は製品の他に、独自のフライトシミュレーターなどを活用した教習サービスも用意する。
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