ZWSOFTは、3次元CAD/CAM統合ソリューション「ZW3D 2017 SP」を発表した。トランスレーターのアップグレードや5軸ミーリングの改善など、製品開発プロセス全体の効率が向上するよう機能性を高めている。
中国のZWSOFTは2017年8月29日、3次元CAD/CAM統合ソリューション「ZW3D 2017 SP」を発表した。
ZW3D 2017 SPでは、新たにトランスレーターをアップグレードした。CATIA V5-6R2016/NX11/Creo 3.0/Solidworks 2017/SolidEdge ST9/Inventor 2017などCADフォーマットをサポートする。また、1つの3Dモデルをさまざまなファイル形式に一度にエクスポートしたり、複数のオブジェクトを指定された形式に書き出せるため、作業時間が大幅に削減する。
モデリング機能の操作性も向上している。オブションの「単独表示」により、オブジェクトを簡単に表示できる。オブジェクトやコンポーネントを効率的に検索可能で、表示/非表示にする時間が短縮する。変数はドラック&ドロップで並び替えでき、ロックまたは非表示にすることも可能だ。
また、新たにインチ規格のDMEモールドベースと標準部品ライブラリを提供。金型設計で利用可能な選択肢がより多くなった。
5軸ミーリングは改善が図られ、CAMモジュールに5軸の「点制御」と3〜5軸までのアンダーカットを含む、Zレベルとオフセット3Dの2つの5軸制御タイプを追加。これにより、バックオフ形状をより効率的に加工できる。
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