ソフトバンクグループは、米国アルファベット傘下のボストンダイナミクスを買収する。さらに、二足歩行ロボットを開発する日本企業の Schaftの買収も行う。
ソフトバンクグループは2017年6月9日、米国Alphabet(アルファベット)傘下のBoston Dynamics(ボストンダイナミクス)を買収することで合意したと発表した。さらに、二足歩行ロボットを開発する日本企業の Schaftについても買収で合意したという。取引条件の詳細については非公表だとしている。
ボストンダイナミクスは、BigDog、Atlas、Spot、Handleなど生物をモチーフとした高度なロボット技術を開発する企業として注目されている。機敏性、知覚性、知性を備えた高度なロボットの設計、開発を行い、数多くのフィールドテストを行っている。
一方、二足歩行ロボットを開発する日本企業の Schaftは、2012年に東京大学の情報システム工学研究室で設立されたロボットベンチャーである。米国のロボットコンテスト「DARPAロボティクスチャレンジ」で予選をトップ通過したことで注目を集めた。
ソフトバンクグループではスマートロボティクスを次の段階へ推進するというビジョンのもと、ロボット関連事業の強化を推進している。
ロボット開発に学ぶ、モノづくりへのOSS活用ポイント
ロボット開発で注目される「ROS」(Robot Operating System)とは何か
ロボットと家族になりませんか?――ソフトバンクがPepperで描く未来
なぜソフトバンクが“感情を持った”ロボットを作るのか、孫社長が熱弁
DARPAロボットコンテストはなぜ開催されたのか、背景の「可能性」と「きっかけ」
ロボットに興味がなかったPepperの開発者が新たにロボットを作る理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ロボットの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム