エッジデバイスで動作する組み込みソフトウェア型評価パッケージ組み込み開発ニュース

日本システムウエアは、IoTゲートウェイ上で動作する組み込みソフトウェア型評価パッケージ「Edge Device Controller」の提供を開始した。クラウドに接続しなくても、エッジデバイス上でIoTシステムのデータ可視化や制御が可能になる。

» 2017年05月25日 08時00分 公開
[MONOist]

 日本システムウエアは2017年5月9日、IoT(モノのインターネット)ゲートウェイ上で動作する組み込みソフトウェア型評価パッケージ「Edge Device Controller」の提供を開始した。今後2年間で100社への導入を目指す。

 Edge Device Controllerは、ゲートウェイなどのエッジデバイスで動作し、データの可視化や蓄積、機器の制御、センサー類の統合管理ができる。クラウドに接続しなくてもエッジデバイス上でIoTシステムのデータ可視化や制御ができるため、IoTに取り組む際に社内環境の制約からクラウドの利用が難しいという問題や、小規模の実証実験や評価をしたいという要望に対応する。

 同パッケージは、標準設定では電源を入れればすぐに利用でき、設定変更することでクラウドとの同期が可能。また、マルチベンダー型で多くのセンサーデバイスと接続できる。動作環境も選ばず、顧客が指定するハードウェアへの搭載や、あらかじめ製品に実装するOEM形式での提供も可能だ。

 同社はIoT専用クラウドプラットフォーム「Toami」を2013年から提供しており、サービスプランを変更することで、エッジデバイスを使った評価段階から、Toamiと連携させて本格的なIoTシステムへ移行することもできる。

 

「Edge Device Controller」のイメージ図 「Edge Device Controller」のイメージ図 出典:日本システムウエア

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