開発工程を統合管理する品質マネジメントプラットフォーム提供開始 : 組み込み開発ニュース
シーイーシーは、開発プロセスを統合管理する品質マネジメントプラットフォーム「CS Qompass」の提供を開始する。組み込みソフトウェア開発における品質指標とプロジェクト管理に必要な開発工程のテンプレートを標準装備している。
シーイーシーは2017年3月9日、開発プロセス全体の品質、進捗、成果物を統合管理する品質マネジメントプラットフォーム「CS Qompass(シーエス コンパス)」を3月から提供開始すると発表した。CS Qompassは、組み込みソフトウェア開発における品質指標とプロジェクト管理に必要な開発工程のテンプレートを標準装備する。価格は1ライセンスあたり200万円からとなっている(税別、20ユーザーまで)。
CS Qompassは、情報処理推進機構(IPA)が定めるプロセス品質・プロダクト品質の評価基準をベースに、品質状態を把握できる。品質指標をプロジェクトや要求品質の特性に応じて柔軟に設定でき、ソフトウェア開発全体のプロセスを見える化・定量化する。また、工程別のタスク管理や進捗チェック、各種成果物のレビュー結果/分析評価も確認できる。
仕様書や設計書、成果物の不備や漏れなども一元管理でき、設計・製造プロセスの早期段階から品質/工程上の問題点が特定できる。これにより、後工程での不具合が減り、プロセスの迅速化が図られ、コストの大幅低減につながる。
Webアプリケーションとして、プロジェクトマネジメント知識体系ガイドPMBOKに準拠したプロジェクト管理機能が利用可能だ。また、分野ごとのWBS(Work Breakdown Structure:作業分割構成図)のテンプレートを利用でき、プロセスを標準化する。
今後、医療機器メーカーや自動車メーカー向けなど、業界ごとのISO/IEC規格に準拠したテンプレートのほか、機能安全規格の認証条件で要求される要件管理、トレーサビリティメニューの随時提供を予定している。
品質指標設定画面のイメージ
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