ヨッタスケール時代に求められるビッグデータの“質”モノづくり総合版メルマガ 編集後記

1ヨッタ(10の24乗)バイトのデータは、1テラ(10の12乗)バイトのHDDが1テラ個あれば入ります。

» 2017年03月09日 12時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 この記事は、2017年3月9日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


ヨッタスケール時代に求められるビッグデータの“質”

 ビッグデータという言葉は長らくIT業界のものであり、製造業にとってはあまり関係があるとはいえませんでした。正直なところ対岸の火事に近いイメージはあったのではないでしょうか。

 しかし、製造業にとってIoT(モノのインターネット)活用が重要課題になってきた現在、自社の製品の開発や生産、そして出荷後も得られるビッグデータは、IoT活用を進める上で最も重要な資産になります。

 高度なAI(人工知能)があったとしても、ビッグデータがなければ宝の持ち腐れです。このため、AIなどを使ってビッグデータを分析するデータサイエンティストは、製造業に熱いまなざしを向けています。

 さて確かにビッグデータは重要です。しかしこのビッグデータ、どれほど大きくなっていくのでしょうか。2017年3月1日に、東北大学の電気通信研究所が開催した記者説明会で、ビッグデータに関する興味深い研究テーマについての発表がありました。

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