民間宇宙探査チーム「HAKUTO」が宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同研究を実施する。これまで実測データがほとんど存在しない、月遷移軌道と月面の宇宙放射線線量測定を試みる。
民間企業による月面探査を競う国際宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」に参加している日本の民間宇宙探査チーム「HAKUTO(ハクト)」は2016年9月8日、宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)との共同研究契約締結を発表した。
共同研究は月遷移軌道および月面における宇宙放射線環境データの取得に関するもので、HAKUTOの開発している月面探査機(ローバー)に線量計を搭載し、実測データのほとんどない放射線量データの取得を目指す。
なお、本契約に伴ってJAXAがHAKUTOのサポートティングカンパニーに加わった。民間企業による宇宙開発事業に国立研究機関が協力し(JAXAは国立研究開発法人)、共同開発を行うのは今回が初の事例になるという。
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