3Dアニメーションソフトとゲームエンジンの新バージョンを発表CADニュース

オートデスクは、3Dアニメーションソフトウェアの新バージョン「Autodesk Maya 2017」と、3Dゲームエンジンの新バージョン「Autodesk Maya LT 2017」「Autodesk Stingray 1.4」の提供を開始した。

» 2016年09月07日 06時00分 公開
[MONOist]

 米オートデスクは2016年7月27日、3Dアニメーションソフトウェアの新バージョン「Autodesk Maya 2017」と、3Dゲームエンジンの新バージョン「Autodesk Maya LT 2017」「Autodesk Stingray 1.4」の提供を開始した。

 新バージョンのAutodesk Maya 2107は、短時間で高品質なレンダリングが可能なArnoldを搭載している。また、手続き型ツールセット「MASH」を改善し、新しいノードと新機能を追加。UIと3Dテキストツールの機能も向上しており、ユニークなアニメーションや複雑なモーショングラフィックス、エフェクトを迅速に作成できる。

 3DゲームエンジンのAutodesk Maya LT 2017は、新しいタイムエディタを搭載。複雑なキャラクターアニメーションを効率よく作成できる。他に、グラフエディタのUI/UX、シェイプオーサリングツールを改善し、アニメーションの作成・微調整・修正の詳細なコントロールを可能にした。ビューポート2.0も改善され、ノードおよびシーンを大量に含むシーンで、選択のパフォーマンスが高速化した。

 また、Autodesk Stingray1.4では、VRプラットフォーム「Oculus Rift SDK v1.3」「SteamVR SDK v0.9.19」に対応。HTC Viveコントローラー向けのFlowスクリプトを使用することで、インタラクティブ性を効率的に向上できる。WebGL2をサポートしており、WebGL2対応ブラウザでプロジェクトをテストすることもできる。Maya LTとの同期機能を使用すれば、シーン全体を直接Stingrayにリンクして書き出すことが可能。Maya LTから書き出したマテリアルに対しては、UVのスケール編集や値のオフセットが可能になり、StingrayでそのままUVタイリングを編集できるという。

 さらに今回、3Dモデリング/レンダリング/アニメーションのためのソフトウェア「Autodesk 3ds Max 2017」の新機能も発表。新しい「MAXtoA」プラグインを開発し、Arnoldの強力な機能が利用可能になった。

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