大阪大学 石黒教授が手掛ける遠隔操作型アンドロイド、「テレノイド」が1台の台数限定にて販売される。
遠隔操作型アンドロイド「テレノイド」が1台の台数限定にて販売される。2016年8月3日から14日まで新宿高島屋にて開催される「暮らしとロボット展」の会場にて、体験会とあわせて販売の機会が設けられるもので、価格は108万円(税込)。なお、販売される機体は開発中のβ版となる。
テレノイドは“遠隔操作型”と銘打たれているが遠方の「動き」をトレースするものではなく、遠方の「存在感」を伝達する目的で開発されている。そのために外観は子どもとも大人とも、男性にも女性にも見えるように抽象化されており、体長50cm、体重2700グラムの本体を人が抱きかかえることでコミュニケーションをとる。
開発は大阪大学教授 石黒浩氏を代表とする「遠隔操作アンドロイドによる存在感の研究」およびJST 戦略的創造推進事業「共生社会に向けた人間調和型情報技術の構築」採択課題「人の存在を伝達する携帯型遠隔操作アンドロイドの研究開発」の一環として進められたもので、製品化に向けた企画をテレノイド計画が進めている。テレノイド企画ではテレノイドを用いて、要介護高齢者と家族との会話促進、 AI分野におけるインタフェース開発などを手掛けている。
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