クラウドCAEで静解析してみよう3次元って、面白っ! 〜操さんの3次元CAD考〜(50)(3/5 ページ)

» 2016年06月03日 10時00分 公開

材料物性や拘束条件の定義

 先ほどのモデリングの環境では形状しか定義していなかったので、これに材料物性を与えてみます。ここでは「鋼」とします。

材料物性の選択。

 これで剛性マトリックスを作る情報が定義できました。

 次に定義するのが、拘束条件です。3次元空間上で計算するためには、そのボディが何らかの形でXYZのそれぞれの方向に止まっている必要がありますね。そうでないと、「剛体モード」が出て計算できなくなります。なお、Fusion 360の場合には、要素タイプが基本的には一次か二次のテトラ要素だけのようなので、節点に対する回転の自由度はありません。でも、物体全体としては、グルグルと回転しないように止まっている必要もありますね。ここは単純にXYZの全ての方向に対する拘束を固定する面に定義します。

拘束条件を設定する

 荷重には「分布荷重」とかいろいろありますが、ここでは取りあえず単純に、下向きに980Nの荷重をかけます。

荷重をかける

 この条件で、基本的には解析ができるはずです。

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