先ほどのモデリングの環境では形状しか定義していなかったので、これに材料物性を与えてみます。ここでは「鋼」とします。
これで剛性マトリックスを作る情報が定義できました。
次に定義するのが、拘束条件です。3次元空間上で計算するためには、そのボディが何らかの形でXYZのそれぞれの方向に止まっている必要がありますね。そうでないと、「剛体モード」が出て計算できなくなります。なお、Fusion 360の場合には、要素タイプが基本的には一次か二次のテトラ要素だけのようなので、節点に対する回転の自由度はありません。でも、物体全体としては、グルグルと回転しないように止まっている必要もありますね。ここは単純にXYZの全ての方向に対する拘束を固定する面に定義します。
荷重には「分布荷重」とかいろいろありますが、ここでは取りあえず単純に、下向きに980Nの荷重をかけます。
この条件で、基本的には解析ができるはずです。
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