オムロンは、オートメーション技術の展示会「システムコントロールフェア(SCF)2015」(2015年12月2〜4日、東京ビッグサイト)において、買収を発表したデルタ タウ データ システムズやアデプト テクノロジーの製品群を披露。オムロン製品との複合提案を進めていく方針を明らかにした。また産業用PCなども新たに投入する方針を示した。
オムロンは、オートメーション技術の展示会「システムコントロールフェア(SCF)2015」(2015年12月2〜4日、東京ビッグサイト)において、買収を発表したデルタ タウ データ システムズやアデプト テクノロジーの製品群を披露。オムロン製品との複合提案を進めていく方針を明らかにした。また産業用PCなども新たに投入する方針を示した。
同社は2015年9月に米国の産業用ロボットメーカーであるアデプト テクノロジー(Adept Technology、以下アデプト社)を買収することを発表。SCFの会場では、同社のロボット技術を披露した。
アデプト社は、米国を拠点とする産業用ロボットメーカーで、製造業の多様なニーズに対応できる幅広い品ぞろえとともに、多様なロボットを制御する技術や、ロボットの目となるビジョンセンサー技術を保有していることを強みとしている。ロボット制御技術では、高速性と滑らかな軌跡制御の両方を実現する技術を持ち、繰り返し精度において業界最速の性能を実現しているという。
SCFでは、3軸ロボットアームの「COBRA」、パラレルリンクロボットの「HORNET」、モバイルロボットの「LYNX」などを披露。製品としてはオムロンの制御技術との、技術的な統合はこれからとしているが、複合提案などは順次進めていくとしている。
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