続いて、東京にある銭湯の情報をメインに銭湯の楽しみ方を発信する銭湯情報メディア、東京銭湯 -TOKYO SENTO-さんから東京銭湯 -TOKYO SENTO- 賞の発表です。
ちなみに、東京銭湯 -TOKYO SENTO-さんのご協力もあり、東京都墨田区にある御谷湯を貸し切っての受賞発表会を開催することができました。モノづくり系イベントで銭湯を貸し切ったのは恐らく3Dモデラボが初なのではないでしょうか!? (貸し切り銭湯リポートはこちら)
それでは発表します。東京銭湯 -TOKYO SENTO- 賞に輝いたのはこちら!
【作品の説明】
バスチェアです。銭湯で女湯をのぞくのに便利です。
ブロック玩具のようにしっかりと組み合わさるので、たくさん積み重ねても安定します。
問題あるので実用化は難しいですが、男の夢はたくさん詰まっていると思います。
審査員(東京銭湯 -TOKYO SENTO- 日野祥太郎さん)からの評価コメント: のぞきは犯罪ですが、発想とは得てして欲求から生み出されることもあります。見方を変えれば新しいイスの積み方による新しい製品形態であり、そこから生まれる新しいイスの使い方を想像させられました。
例えば、座高によって1つで使用、もしくは2段積みで使用や、横につなげられれば親子で座っての洗いっこ、特に子供であれば銭湯の浴場内でイスをブロックのようにして遊ぶ、といったことも可能かと思いますし、その光景も思い浮かびますね。
欲求から生み出された製品形態と、可能性の感じるアイデアの部分を考慮し選ばせていただきました。受賞おめでとうございます。のぞきは絶対に駄目ですよ!
ちなみに、東京銭湯 -TOKYO SENTO- 賞の副賞は、東京都浴場組合さんよりご提供いただいた「入浴券30枚」! 東京の銭湯の入浴料が460円なので思う存分銭湯を楽しんでいただきたいと思います(うらやましい……)。
そして、お待ちかねのモデラボ賞の発表です。見事、モデラボ賞に輝いたのはこちらの作品です!!
【作品の説明】
嫁のシャンプーや子供のおもちゃに居場所を取られ、いつも邪魔者にされる髭そりり……。一番手の届きにくい場所に置かれ、手を伸ばせば子供のおもちゃやシャンプーをぶちまけてしまいます。
「いつか私も……」
自由を夢見るお風呂のダークファンタジーをイメージして作りました。
審査員(ものづくり系女子 神田沙織さん)からの評価コメント: お父さんの「あるある」問題を解決するための道具であると同時に、日本の誇るフィギュア文化をプロダクトに融合させた問題作(!?)。髭そりの向きが上向きなのは、せめてもの少女への優しさなのでしょうか……。フィギュアは好きですが、お父さんがこれで家族から何と言われるのかを想像してしまいます。
審査員(3Dモデラボ事務局)からの評価コメント: 町工場のおやびーんさんの投稿作品はどれもクオリティが高く、今回の「髭剃りを背負わされる少女」もフィギュアとしての完成度が非常に高いものだと感じました。そんな美しい作品に、銭湯・お風呂グッズの要素として髭そりを置く台(?)という機能を加え、お父さんの悩みを解決してしまおうという発想。そして、女の子キャラ+髭そり台というミスマッチな組み合わせから醸し出される独特の世界観も高く評価しました。
モデラボ賞の副賞は、XYZプリンティングジャパンさんよりご提供いただいたパーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0A」です。XYZプリンティングの3Dプリンタといえば、家庭での利用を意識した使い勝手の良い、低価格な製品ラインアップが特長です。また、同社は短期間で新製品を次々と発表することでも知られており、パーソナル3Dプリンタ界隈(かいわい)では注目の存在の1つです。町工場のおやびーんさんもきっと喜んでくれることでしょう!
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