フォトシンスが後付け型スマートロックロボット「Akerun」用のIoTゲートウェイ「Akerun Remote」の提供を開始した。スマートフォンのみならず、フィーチャーフォンやPCからも操作が可能になる。
フォトシンスは2015年7月23日、後付け型スマートロックロボット「Akerun」用IoTゲートウェイ「Akerun Remote」の提供を開始した。Akerun Remoteは、Akerunをインターネット経由で操作するための機器で、NTTドコモが提供するSIMカードを内蔵している。Akerun Remoteの本体価格は3万円(税別)、Akerunとのセットで6万6000円(税別)とし、月額通信料は未定。
Akerunは2015年4月に発売された、ドアのつまみ(サムターン)の上に取り付けるだけでスマートフォンから鍵の開閉を行えるいわゆるスマートロック。スマートフォンとの通信にはBluetooth LEを使用しており、これまでは専用アプリを持ちドアの前で操作することでしか鍵の開錠/施錠が出来なかったが、Akerun Remoteを利用すれば外出先からAkerunRemoteにアクセスすることで、自分がその場にいなくても鍵の開閉を行えるようになる。また、以前はBluetooth LEを用いたアプリからの操作にしか対応していなかったためスマートフォンのみ対応としていたが、Akerun Remoteによりフィーチャーフォン、PCなどインターネットに接続できる全ての端末で鍵の開閉が可能になった。
また、同社はソフトバンク コマース&サービスと提携、2015年8月下旬から法人向け販売を開始すると発表、AkerunとAkerunRemoteを使った法人向けサービス「Akerunオンライン鍵管理システム」も提供する。法人向けサービスでは、オーナーがWebの管理画面からスタッフの携帯端末に向けた合鍵の発行や、入退室情報の確認、指定時間での合鍵の発行などが可能となった。今後は同システムを活用し、オフィスや店舗に向けてAkerunとAkerunRemoteの利用拡大を目指す。
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