沖電気工業(OKI)は、空中音響技術を応用して飛来するドローン(無人飛行機)を探知する「ドローン探知システム」を開発。2015年6月1日より販売を開始する。
沖電気工業(OKI)は2015年5月28日、空中音響技術を応用して飛来するドローン(無人飛行機)を探知する「ドローン探知システム」を開発し、同年6月1日より販売を開始すると発表した。
ドローンによる事故や犯罪の脅威に対する社会的懸念が高まる中、同社はドローンが飛来時に発する飛行音に着目。長年培ってきた空中音響技術をベースに、ドローンの飛行音を複数のマイクロフォンで収集し、音源位置分析を行い、飛来方位や仰角、距離の通知が行える同システムを開発した。探知距離は半径最大150m、探知範囲は水平360度、仰角±90度、方位精度は±10度である。
同システムは、音響センサー部と操作表示部で構成される。探知範囲は音響センサーの設置数と配置場所により広げることが可能。また、ネットワークを活用した遠隔監視にも対応する。
空中音響技術を活用しているため、昼夜問わず探知できるのが特長。さらに、オプションのカメラを用いることで、映像と合せたより確実な探知・確認が行えるようになる。例えば、映像を録画して侵入履歴を残したり、飛来してきたドローンの機種を識別したりすることも可能だという。
音響センサー部1式と、操作表示部1式からなる最小構成の販売価格(税別)は、300万円(工事費別途)である。
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