コネクシオはESEC2015にてアットマークテクノのIoTゲートウェイ「Armadillo-IoT」に対応する920MHz帯モジュールなどを紹介した。
コネクシオは「第18回 組込みシステム開発技術展(ESEC2015)」(会期:2015年5月13〜15日、東京ビッグサイト)にて、アットマークテクノのIoTゲートウェイ「Armadillo-IoT」に対応する各種モジュールを紹介した。
近日発売として紹介されていたのは、920MHz帯を利用する汎用およびマルチホップの無線通信モジュール。前者はコネクシオの、後者はOKIのモジュールを搭載しており、マルチホップモジュールについては親機機能を備えたコンセントレータ(コーディネータ)版とセンサー収納と中継機能を備えたルータ版を用意する。
また、開発中として「セキュリティアドオンモジュール」も展示されていた。このモジュールはArmadillo-IoTにセキュリティチップ(TPM:Trusted Platform Module)を追加搭載するもので、詳細については公開されていなかったが、TMPの搭載により、センサーデータのサイバー攻撃による漏えい・不正改ざん、ゲートウェイ内部アプリケーションの不正改ざん、ゲートウェイ端末の不正改造・なりすましなどの脅威を防ぐことが可能になると思われる。
同社はDNPとアットマークテクノと共同で、DNPのクラウドプラットフォームとアットマークテクノのIoTゲートウェイ、同社のネットワーク及び通信機器を組み合わせることでのM2M/IoTシステム構築支援を開始しており、スマートメーターやHEMSへの利用に適する920MHz帯への対応や安全性確保などを通じて、より幅広い業種業態への導入を目指す考えだ。
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