ルネサス エレクトロニクスが静電容量式タッチキーIPを搭載した32ビットマイコン「RX113グループ」用のタッチキー開発キットを発売する。4種のタッチキー評価ボードと調整ツールなどが含まれており、導入後すぐに開発を行える。
ルネサス エレクトロニクスは2015年4月21日、静電容量式タッチキーIPを搭載した32ビットマイコン「RX113グループ」用タッチキー開発キットを、同年5月下旬より販売開始すると発表した。2015年5月13〜15日に開催される「第18回 組込みシステム開発技術展(ESEC2015)」「第4回 IoT/M2M展」同社ブースにてデモを行う。
開発キットは、4種類のタッチキー評価ボードとサンプルソフト、自動調整ツールが含まれたオールインワンパッケージとなっており、導入後、即座に開発が可能となっている他、調整結果をソースファイルとして出力することもできる。
タッチキー評価ボードは「キー、スライダ、ホイール評価ボード」「近接センシング評価ボード」「耐水性評価ボード」「パッド評価ボード」で、近接センシング評価ボードとパッド評価ボードは当初、基板のみが同梱され、対応ソフトウェアは後日提供される。
自動調整ツール「Workbench6」はGUI操作でタッチ感度やノイズ耐性を調整でき、調整結果は統合開発環境(「CS+」「e2 Studio」に対応)へプロジェクトのソースファイルとして出力できる。
タッチセンサー対応マイコン「RX113グループ」は、静電容量式のタッチキー検出機能やセグメント液晶ディスプレイ駆動機能などを搭載した、家電・産業機器向けのヒューマンインタフェース制御用マイコン。厚みのあるパネルや曲面パネルに対応するほか、感度もR8C/3xTに比べ約5倍と高く、ヘルスケア機器や家電、産業機器など幅広い製品への搭載が見込まれる。
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