似て異なる「ロボットを違和感なく受け入れる」ことと「ロボットが人間らしくなる」こと。フィリップ・K・ディックが生きていたら、どんな物語を書いてくれたでしょうか。
2014年には「第三次ロボットブーム」という言葉が出現しましたし、2015年に入ってもロボットに関するニュースを耳にする機会は増えています。テレビではタレントとタレントそっくりのロボット(アンドロイド)が共演する番組まで登場しました。
テレビの画面越しではなくとも、ロボットに近づく機会が増えています。カラオケ店のJOYSOUNDは「七味カラ助」と名付たPepperを接客に導入しますし、大和ハウス工業も導入を前提とした装着型ロボットの実証実験を開始します。百貨店の日本橋三越では期間限定ながら、受け付けに東芝の開発したコミュニケーションロボット「地平アイこ」(ちひらあいこ)を“就職”させます。
接する機会と言えば、ドワンゴの開催するイベント「ニコニコ超会議2015」には「超ロボットエリア」が設けられ、ソフトバンクのPepperや映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」に登場する98式AVイングラム、2014年末にテレビ放映された「ロボット日本一決定戦! リアルロボットバトル」に登場した立命館大学 金岡教授のマスタースレーブ式ロボットなどが万単位の観客の前に登場します。
こうしてロボットに触れる機会が増えると、ヒトはどう変わるのでしょうか。
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