ACCESSは組み込み機器に、ネットワーク対応機能とタッチパネル操作機能を付加できるUIエンジン「paneE(パネイー)」の提供を開始した。
ACCESSは2015年3月24日、組み込み機器にネットワーク対応機能とタッチパネル操作機能を付加できるユーザーインタフェース(UI)エンジン「paneE(パネイー)」を同日より提供開始すると発表した。
同社の組み込み機器向けブラウザ「NetFront Browser」をベースにしたソフトウェア。ライブラリサイズは全体構成で約5.7Mバイトと小さく、さまざまな機器にネットワーク対応機能とタッチパネル機能を実装できる。対応OSはT-Kernel、FreeRTOS、VxWorks、Linux、WindowsCE。ターゲットCPUはARM、XScale、PowerPC、MIPS、SHなどで、画面サイズがWVGAの場合、Coretex-A9 400MHz以上が推奨される。
ネットワークについてはTLS1.0/1.1/1.2のセキュア通信、WebSocket(テキストのみ)などに対応しており、プラグインの追加開発によってメディアプレーヤーやドキュメントビュワーなどとの連携も可能だ。C89に準拠する他、標準Cライブラリを含むため、移植性も高い。
HTMLとJavaScriptに対応しているためWebサービスとの親和性が高く、また、UI開発がHTMLで行えるためにUI作成/仕様変更時にコンパイルが不要であり、柔軟な開発・運用が行えるのもメリットだといえる。HTMLエレメント検証機能とJavaScriptデバッグの機能も有している。
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