搭載するセンサーで「疲れ」や「眠気」を教えてくれる、JINSの次世代メガネ「JINS MEME」。その学術研究者向けパッケージが2015年4月より提供される。提供に先立ち、研究アイデアを募集するアワードも開始された。
メガネブランド「JINS」を展開するジェイアイエヌは2014年11月27日、同社が2015年春に発売を予定している3点式眼電位センサーを搭載したメガネ型センシングデバイス「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」(関連記事:「疲れ」や「眠気」を教えてくれる次世代メガネ「JINS MEME」)の学術研究者向けパッケージを2015年4月下旬より販売開始すると発表した。
このパッケージにはJINS MEME2台とデータ解析用ソフトウェアが含まれており、APIを介さずにJINS MEMEの眼電位や六軸データの取得ならびに分析が行える。価格は50万円(税別)である。
また、教育関連事業を手掛けるリバネスの研究助成制度「リバネス研究費」を活用した研究支援「JINS MEME ACADEMIC AWARD」も開設した。このアワードではJINS MEMEを活用した研究テーマを募集し、本賞受賞者(1人)には研究費50万円ならびにJINS MEME学術研究者向けパッケージ、奨励賞受賞者(3人)にはJINS MEME学術研究者向けパッケージをそれぞれ贈る。
JINS MEME ACADEMIC AWARDで募集する研究分野は不問だが、審査においては学術面だけではなく社会貢献の可能性も重視するとしている。募集期間は2014年11月26日から2015年2月28日まで。
JINS MEMEは3点式眼電位センサーを搭載しており、鼻パッドと眉間部から検出される眼電位により、8方向の視線移動とまばたきのリアルタイム測定が行えるウェアラブルデバイス。得られた眼球の動きとまばたきの情報によって、装着者の「疲れ」や「眠気」などを可視化することが可能である。
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