クリスタルと独自開発のコリメータを搭載した高感度フルデジタル検出器を採用。システム感度が従来よりも最大26%向上し、高感度・高分解能での短時間撮像やコントラストに優れた画像を取得できるという。
シーメンス・ジャパンは2014年11月5日、スリムでオープンなガントリ設計で、設置面積の省スペース化を可能にしたフルデジタルガンマカメラ「Symbia Evo Excel(シンビア エボ エクセル)」を発表した。「Symbiaシリーズ」のラインアップに新たに追加されたもので、同年12月1日に販売を開始する。
Symbia Evo Excelは、設置面積が同クラス比最大29%の省スペース化を可能にしたコンパクトな設計となっている。既存の設置スペースを有効に活用できるため、装置導入時のコストを最小限に抑えることができるという。
自社工場で製造するクリスタルと独自開発のコリメータを搭載した高感度フルデジタル検出器を採用した。コリメータ壁の厚さを均一にすることで、システム感度が従来よりも最大26%向上し、高感度・高分解能での短時間撮像やコントラストに優れた画像を取得できるとのことだ。
新たなガントリ設計により、患者の状態に合わせた撮像が可能だ。無理な姿勢での検査や長時間撮像は患者にとって大きな負担となっていたが、オープンボア、ショートガントリコンセプトを採用することで解放感をかなえた。
耐荷重227kgの低床式寝台、ストレッチャー、車いすを用いた撮像にも対応でき、体格の大きな患者や動きが制限される患者に対しても、柔軟な検査環境が提供できる。
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