「スマートEV」のミッキーマウスバージョンが登場、ディズニー仕様車は業界初電気自動車

メルセデス・ベンツ日本は、電気自動車(EV)「スマート電気自動車」に、ディズニーのキャラクター「ミッキーマウス」とコラボレーションした特別仕様車「smart fortwo electricdrive edition Disney」を追加すると発表した。ディズニーキャラクターの特別仕様車は自動車業界初になるという。

» 2014年09月12日 14時00分 公開
[朴尚洙,MONOist]
「smart fortwo electricdrive edition Disney」の外観

 メルセデス・ベンツ日本は2014年9月12日、東京都内で会見を開き、2人乗り小型車「smart fortwo」の電気自動車(EV)「スマート電気自動車」に、ディズニーのキャラクター「ミッキーマウス」とコラボレーションした特別仕様車「smart fortwo electricdrive edition Disney」を追加すると発表した。ディズニーキャラクターの特別仕様車は自動車業界初になるという。税込み価格は399万円で、販売台数は全国で限定40台。同日から注文を受け付け、受注件数が限定販売台数を超えた場合には抽選を行う。納車開始は12月ごろを予定している。

 smart fortwo electricdrive edition Disneyの外観は、ミッキーマウスをイメージした黒、白、赤、黄の4色で構成されている。ボディカラーはミッキーマウスの服と同じ赤色で、ドアミラーは靴と同じ黄色、足元のホイールは白色とした。smart fortwoのボディ構造の特徴である「トリディオンセーフティセル」は黒色をベースにミッキーマウスマークがあしらわれている。ドアミラーの横とリヤには「edition Disney」のエンブレムが装着されている。

「smart fortwo electricdrive edition Disney」の外観(クリックで拡大)
「トリディオンセーフティセル」には1個だけ赤色の特別なミッキーマウスマークが入っている(左)。リヤ部の「edition Disney」のエンブレム(中央)。会見登壇者とのフォトセッションの様子(右)。写真内の左から順に、ウォルト・ディズニー・ジャパンでコンシューマ・プロダクツ ゼネラルマネージャーを務める中澤一雄氏、メルセデス・ベンツ日本社長の上野金太郎氏、商品企画を担当した同社商品企画・マーケティング部長の阿佐見薫氏(クリックで拡大)
「smart fortwo electricdrive edition Disney」の内装(クリックで拡大)

 インテリアは、フルカスタムオーダープログラム「smart BRABUS tailor made」により、熟練の職人が1台1台内外装の細部まで丹念に仕上げている。シート表皮は、赤色のダイヤモンドステッチを座面とバックレストに施した本革仕様になっている。ヘッドレストにはミッキーマウスのシルエット、ショルダー部には「edition Disney」を、それぞれ刺繍で入れている。また、ミッキーマウスをイメージした赤色のインテリアパーツ、赤色のダイヤモンドステッチを施したドアトリムや本革ダッシュボード、「edition Disney」のロゴが入ったベロアマットなど「ディズニーの世界観と特別感あふれるインテリアに仕上がった」(メルセデス・ベンツ日本)としている。

 EVとしての仕様は、スマート電気自動車と同じである。モーターは、最高出力が55kW、最大トルクが130Nmで、最高時速は125kmを達成している。容量17.6kWhのリチウムイオン電池パックを搭載しており、満充電からの走行距離は181km。200V電源を用いた場合の充電時間は約8時間である。

 またsmart fortwo electricdrive edition Disneyは、「新エコカー減税(自動車重量税/自動車取得税)」の免税対象であるとともに、「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金(CEV補助金)」の対象でもある。CEV補助金の額は、ベース車両のスマート電気自動車と同じく34万円である。

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