ドイツの化学大手BASFの日本法人であるBASFジャパンは、女子大学生を対象とした「自動車意識アンケート調査」を行った。みんないったいクルマのことをどう思っているのか?
ドイツの化学大手BASFの日本法人であるBASFジャパンは2014年7月1日、東京都内で会見を開き、2〜3年先の自動車のカラートレンド予測を発表した(関連記事:「まだ見えないもの」が数年後の自動車のカラートレンドに?)。その会見の中で、BASFジャパンが女子大生を対象に、自動車とボディカラーについて行ったアンケート調査の結果も公表された。
BASFジャパンによれば、最近は家庭内で自動車の購入決定権を女性が持っている場合が多いことから、将来的に購入決定権を持つであろう女子大生をアンケートの対象に選んだという。また、女子大生は20歳前後の若者の中でも特にデザインやカラーへの興味や意識が高いというのも調査対象にした理由だとしている。
アンケート調査は2段階に分けて行われた。1回目は都内私立大学に通う81人の女子大生にアンケートを行い、2回目は81人の中から年齢や居住形態といった属性の比率が1回目の結果とほぼ同一になるよう15人を抽出してグループインタビューを行っている。
まず1回目のアンケート調査の結果では「自動車に興味がありますか?」という質問に対して70%が「興味あり」と回答した。自動車に対しての印象を問う項目に関しても、ポジティブな回答が多く、クルマを将来的に生活必需品として考えている女子大生も一定数いることがわかった。購入時に最も重視する点は、「デザイン」が価格や性能などを抑えて1位となった。
実際に自動車が欲しいかという質問に対しては、65%が「欲しい」と回答し、欲しいモデルでトップになったのは41%を獲得した「コンパクトタイプ」だった。カラーイメージについて質問では、欲しいカラーの1位が「かわいい」(24%)で、2位が「かっこいい」(14%)となった。また、欲しい自動車のモデルタイプと、そのカラーイメージは直結するという調査結果が得られたという。
異性がクルマを所有することに対しては「好ましい」という回答が86%を占め、さらに、多くの人が「かっこいい」イメージのクルマを持つことに好感を抱くという結果となった。
BASFジャパンは今回のアンケートを基に、女子大生が欲しいと思っているクルマのイメージを「かわいい」、「かっこいい」、「かっこかわいい」の3つのジャンルに分類した。また、2回目のグループインタビューを通して、それぞれのジャンルが好きな女子大生の服装、持ちもの、好きなものなどの写真をコラージュし、彼女たちが好む自動車のカラーサンプルと共に展示した。
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