最後の作品は、オリジナルキャラクター部門でグランプリに輝いたノギヲさんの「Waffle maker」だ。かわいらしく、躍動感のある“メカ+少女”。細部の作り込みだけでなく、キャラクター設定などもオリジナリティーあふれた作品で、審査員の高評価を得た。
実は、この作品が一番出力に苦労した。まず、データだが、細かく作り込まれた部分の厚みが不足しており、出力後の品質確保が困難だったため、ノギヲさんに何度も修正をお願いすることになってしまった。また、造形時間も最長の約60時間とかなりの時間を使い出力。なお、素材は指先や髪の毛、細かいメカパーツを再現するのに最適と考え、アクリル樹脂(高精細)を選択した。
この作品は見栄えがとても良いので、少し写真を多めに紹介しよう。
いかがだろうか。筆者自身、コンテストの運営や審査にもかかわっていただけに、グランプリに選ばれた作品が実際に出力され、手にすることができることに軽い感動を覚えた。もちろん、3Dプリンタなので触れられて当たり前だが、実際の手触りや見た目の美しさから伝わる感動は、DMM 3Dプリントのサービスによるところも大きいだろう。本稿を見て、3Dプリンティングに興味を持った方は、DMM 3Dプリントを利用してみてはいかがだろうか。
また、今回のような3Dモデリングコンテストを「3Dモデラボ」上で展開していく予定なので、ぜひとも注目してほしい。もしかするとまた、グランプリ作品の制作者には3Dプリンタが贈られるかも?
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