シーメンスPLMソフトウェアは、トヨタ自動車が自動車向け機能安全規格であるISO 26262対応に向けてPLMシステム「Teamcenter」の採用範囲を拡大したと発表した。
シーメンスPLMソフトウェアは2014年5月29日、トヨタ自動車が自動車向け機能安全規格であるISO 26262対応に向けて、PLMシステム「Teamcenter」の採用範囲を拡大したと発表した。
2011年11月に規格が正式発行されて以降、トヨタ自動車はISO 26262への準拠を目的に、PLMシステムをベースとした機能安全情報管理システムを導入し、複数の部門におけるプロセスの標準化を目指している。今回の発表はその活動の一環となるもので、Teamcenterをベースにした自動車安全情報管理システムの採用範囲を拡大する形で、2013年1月から導入を始めたという。
シーメンスPLMソフトウェア社長兼CEOのChuck Grindstaff氏は、「トヨタ自動車から信頼を得たことを大変誇りに思う。当社は自動車業界に最も多くのPLMソフトウェアを提供している業界リーダーとして、顧客の成功に対する責任を真剣に考えている。Teamcenterがこれからも、適切な情報を、適切なところに、適切なタイミングで提供することによって、トヨタ自動車が自動車開発プロセス全体を通して常にスマートな意思決定を下していけるものと確信している」と述べている。
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