外資系化学業界のマーケティングからの転職転職成功事例

47歳の東山さん、決して「希望に沿える求人が豊富」という状況ではありませんでしたが、人材紹介会社からの提案に対して柔軟に耳を傾け、あきらめずに活動を続けることで同業界への転職に成功しました。

» 2014年03月17日 09時00分 公開
[MONOist]
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本記事はパソナが運営する人材紹介サービスブランド「パソナキャリア」の記事に加筆・修正して転載しています。




東山さん(仮名 47歳 男性)

会社の経営状況に不安を感じ、ご自身でも転職活動を開始。転職をするなら同業界で、かつ、マネジメント経験を活かせるポジションを、とお考えでした。 活動開始から4カ月という期間で転職を決められたポイントは……?

前職   化学業界にて技術営業およびマーケティング

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現職   化学業界 マーケティング部門の管理職


転職する前の会社ではどんなお仕事をされていましたか?

 外資系化学メーカーにて20年間、主に技術営業とマーケティング業務を行ってきました。国内販売事業立ち上げや事業戦略の計画立案と実行がコアキャリアになります。長期にわたりマネジメントも経験しています。

どのように転職活動をされましたか?

 ヘッドハンターと人材紹介会社を利用しました。特に、人材紹介会社には複数登録しました。面談をしてから求人を紹介してくれる会社から、単純な登録情報から求人を自動的に送付してくれるところまで、幅広く登録しました。

 情報収集の意味を兼ねて、たくさん登録したんです。そして、紹介いただいた求人の中から自分の希望に沿うものに応募する、という具合で進めました。

転職活動をする上で不安に思ったことはありますか?

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 初めての転職ではありませんでしたので、流れのようなものは理解していたつもりです。ただ、次の会社がどれくらいで決まるのはまったく分からなかったので、その点は不安でした。自分1人であれば何とかなるかもしれませんが、家族がいますので、早めに決定したいな、という思いが正直ありました。

応募する会社を選んだ理由は何ですか?

 複数の人材紹介会社に登録していると、紹介される求人が重複することは多々あるんですが、今回はパソナキャリアからしか紹介されなかった求人だったので、興味がありました。

 経験してきた業界が同じですので、これまでの知識や経験が生かせるだろうと思った点が一番大きいです。ここにきてまったくの未経験業界にチャレンジするのは抵抗がありましたし、職務のイメージが持てたことも大きいですね。

今後のキャリアプランについてお聞かせください。

 これまでの経験とマネジメントスキルも大いに発揮したいな、と考えています。新規に開発してく部分が多い職種ですので、新しいことは積極的に学びながら、そして自分の経験で生かせるところは発揮しつつ、良いものを作り上げていきたいと思います。

転職をお考えの方へのメッセージ

 自分の反省点として、もう少し求人に対する間口を広げていれば、活動期間が短くなったのではないか、と思います。当初は、条件を満たせない求人は応募対象にしていませんでしたので、自分で自分の選択肢を狭めていたと思います。ただし、やみくもに条件を下げるわけではなく、条件の優先順位付けを行うことが大切です。

 私の場合には、業界を変えたくないといった希望はどうしても譲れませんでした。

 年齢が高くなると、なかなか求人数もありませんので、そこはあきらめずに活動を続けることが大切だということもお伝えしたいです。

キャリアアドバイザーからのコメント

 決して「ご希望に沿える求人が豊富」という状況ではありませんでしたが、求人をご紹介した背景などをお伝えし、ご興味を持っていただけた場合には応募するといった具合に、こちらの提案に対する柔軟性をお持ちの方でした。

 ご経験も豊富ですし、初めてのご転職でもありませんでしたので、かっちりとした「面接対策」のようなものは行いませんでした。ただし、面接の際には毎回、その企業の面接官が見ているポイントをお伝えするように留意しました。それを踏まえて、ご自身でもアピールポイントをお考えいただきました。

 東山さんの転職活動期間自体は、転職市場からすると決して長いものではありません。ただ、本人としては長く感じられたんだと思います。ご本人もお話しされていますが、今回は特に縁とタイミングが合ったんだと感じています。あきらめずに活動いただいた結果です。新しい企業でも、きっとご活躍いただけることと思います。

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