既存設計をベースにした設計の業務が多く、ゼロからの設計に携わることが可能な企業でさらにキャリアアップしたいという気持ちが強くなったという川村さん。転職活動の途中から人材紹介会社の力を上手く借りるようにしたことで、情報収集などが順調に進むようになりました。
本記事はパソナが運営する人材紹介サービスブランド「パソナキャリア」の記事に加筆・修正して転載しています。
川村さん(仮名 28歳 男性)
川村さんは大学(工学部)を卒業後、約5年にわたりパチスロの設計・評価業務に携わってきました。しかし、ゼロベースからの設計になかなか携われないことに物足りなさを感じていました。筐体・機構設計の経験を生かせる環境を探して、以前より憧れていた「日系大手メーカーの製品に携わる」という夢に挑戦するため、転職を決意しました。
前職 パチスロメーカー 筐体・機構設計
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現職 日系大手家電メーカーのエンジニアリング会社 機構設計
大学の工学部を卒業後、パチスロメーカーに入社。約5年にわたりパチスロの筐体設計、筐体設計、金型メーカー折衝、試作品評価、量産までの一連の業務に携わってきました。
その他、可動役物設計(ランプユニット)や、意匠部品設計、新人の育成も担当。また、リーダーとして開発業務改善プロジェクトに参画し、開発期間の短縮やコスト削減、商品性向上に向けた業務フローの改善を図りました。
入社当初から設計志向が強かったのですが、実際の設計業務のほとんどは、既存製品をベースにした設計で、ゼロベースから設計することはまれでした。
約5年にわたり業務を遂行してきましたが、ゼロからの設計に携わることが可能な企業でさらにキャリアアップしたいという気持ちが強くなり、転職を決意しました。今までの筐体・機構設計経験を生かし、自分がどこまでやれるか、挑戦したいと考えています。
転職活動を始めた当初は、紹介会社を使わず、企業選びから応募、面接の日程調整まで自分で活動していました。しかし、初めての転職ということもあり、転職に関するノウハウや企業・業界の情報収集、面接日程調整などに苦労しました。
その後、効率よく転職活動をするために紹介会社3社に登録し、その中の1社がパソナキャリアでした。登録後のカウンセリングではキャリアアドバイザーに親身になって相談に乗ってくださいました。希望していた企業の求人は無くなってしまっていたのですが、昔から憧れていた日系メーカーの関連会社の求人を紹介していただき、「これだ!」と思い応募しました。
私のスキル・経験・志向をベースに提案していただいた求人によって、これまでの希望とは異なる業界に転職するという、新たな発見をすることができました。
1カ月の研修が終わり、現場配属されたのですが、まだ業務が把握しきれていないため、歯がゆい思いがあります。まずは、1日でも早く今の仕事にキャッチアップし、ペースをつかむことを目標にしています。
そして、1年後には自分1人で一般業務をこなせるようになり、5年後には、設計チームのリーダー・サブリーダーとして、チームのスケジュール管理、コスト管理などの業務にも携わっていきたいと考えています。
自分1人では情報収集できなかったり、仕事が忙しくて面接日程調整などで手を焼くことがあります。そういった場合は身近な第三者への相談や、人材紹介会社を利用するなど、自分だけで転職活動をする以外の方法も選択肢の1つに入れると、自分では気づけないところにまで視野が広がるかもしれません。転職で自分に本当に合っている会社・仕事を探すときは、できるだけ詳細な情報を集め、あせらず、じっくりと考えることが大切だと思います。
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