ダイハツ工業がマイナーチェンジした軽自動車「ミラ イース」は、JC08モード燃費で33.4km/lを達成。最低販売価格(税込み)は74万5000円で、マイナーチェンジ前よりも5万円安い。
ダイハツ工業は2013年8月19日、軽自動車「ミラ イース」をマイナーチェンジし、販売を開始したと発表した。既報の通り、独自の低燃費技術「e:S(イース)テクノロジー第2弾」をさらに進化させることで、JC08モード燃費で33.4km/lを達成している。販売価格(税込み)は、キーレスエントリーやカーオーディオなどの装備や各部の加飾を省いた「Dグレード」で74万5000円を実現。これは、マイナーチェンジ前の最低販売価格よりも5万円安い。
この他、アッパーグリルやフロントバンパーの変更により、フロントフェイスのデザインも一新した。さらに、2012年12月発売のトールワゴンタイプの軽自動車「ムーヴ」で初採用した、時速30km以下で動作する衝突回避支援システム「スマートアシスト」を搭載するグレードも追加した。スマートアシスト搭載車の販売価格は、「L“SA”グレード」の94万円から。
フロントフェイスのデザイン変更では、まず特徴的なアッパーグリルによって先進感を表現した。また、ロアグリルに広がりを持たせることで安定感を演出しているという。フロントバンパーについては、前方からの風を素早くスムーズに後方に流せる「エアロコーナー」というデザインを採用。燃費向上に一役買っている。
安全システム関連では、スマートアシストの他に、「エマージェンシーストップシグナル」を標準装備とした。時速60km以上の高速走行時に急ブレーキをかけると、ハザードランプが自動で高速点滅し、後続車に急ブレーキを知らせる機能である。ホンダの「N-ONE」や、日産自動車と三菱自動車が共同開発した「DAYZ/eK」、スズキが2013年7月にマイナーチェンジした「ワゴンR」にも搭載されており、今後も採用が広がっていきそうだ。
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