マツダは、2013年秋以降に発売される新型「Mazda3(日本名:アクセラ)」の車両概要を明らかにした。小型「アテンザ」のような「魂動」デザインの外観に加えて、新世代技術「SKYACTIV」の全面採用による大幅な燃費の向上も期待できそうだ。さらに、エンジン始動と同時にポップアップするヘッドアップディスプレイ(HUD)の採用も予定している。
マツダは2013年6月26日(米国時間)、同社の主力車種「Mazda3(日本名:アクセラ)」の新モデルについて、5ドアハッチバックモデルの外観を公開するとともに、車両概要も明らかにした。2012年2月発売の「CX-5」、2012年11月発売の「アテンザ」に続き、デザインテーマ「魂動(こどう)−Soul of Motion」と新世代技術「SKYACTIV」を全面採用した3番目の車両となる。2013年秋から、北米市場を皮切りに販売を始める予定だ。
公開された新型Mazda3の5ドアハッチバックモデルは、魂動の最大の特徴である、フロントノーズからヘッドランプに向かって流れる「シグネチャーウイング」を持つフロントフェイスや、アテンザから導入されたボディカラーの「ソウルレッドメタリック」が印象的であり、あたかも小型アテンザといったイメージだ。
外形寸法は、全長175.6インチ(約4460mm)×全幅70.7インチ(約1795mm)×全高57.3インチ(約1455mm)。現行Mazda3の5ドアハッチバックモデルと比べて、全長が1.8インチ(約46mm)短く、全高が0.6インチ(約15mm)低くなる一方で、全幅は1.6インチ(約41mm)広くなっている。全長が短くなったものの、ホイルベースは2.4インチ(約61mm)増の106.3インチ(約2700mm)なので、車室内空間の広さは同等以上に確保できたという。
車体の空力性能を示すCd値は、5ドアハッチバックモデルで0.275、セダンモデルで0.255であり、クラストップだという。ワゴンモデルが0.28、セダンモデルが0.26だったアテンザよりも空力性能が向上している。
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