第4世代インテルCoreプロセッサ搭載の組み込み向けマザーボード発表、東芝パソコンシステム組み込みでも「Haswell」

東芝パソコンシステムは、インテルの最新CPU「第4世代Coreプロセッサ(開発コード名:Haswell)」ファミリに対応した、組み込み用途向けマザーボード「TEM140」を同年8月下旬に発売すると発表した。

» 2013年06月03日 14時20分 公開
[八木沢篤,MONOist]
TEM140

 東芝パソコンシステムは2013年6月3日、インテルの最新CPU「第4世代Coreプロセッサ(開発コード名:Haswell)」ファミリに対応した、組み込み用途向けマザーボード「TEM140」を同年8月下旬に発売(オープン価格)すると発表した。

 TEM140は、同社の組み込み用途向けマザーボード「TEMシリーズ」のラインアップの1つとして位置付けられ、組み込み機器市場をターゲットに、販売開始より3年間、同一仕様で供給される(ただし、使用部品を同性能品に変更する場合もある)。

 第3世代Coreファミリに対応した前世代品「TEM130」では、DVI-Dが1ポートであったが、TEM140ではこれが2ポートに増え、アナログRGB(1ポート)もしくはDPポート(1ポート)と組み合わせて利用することで、“3画面出力”に対応する。

組み込み用途向けマザーボード「TEM140」 組み込み用途向けマザーボード「TEM140」の外観

 さらに、SATA3.0(6.0Gb/s)対応のmSATAスロットのサポートにより、ケーブルレスでSSDを搭載でき、高信頼性を実現できるという。システムの起動についても、「Intel Rapid Start Technology」により高速化が可能となり、「Windows 7」の場合で9秒以内にOSを起動できるという。他にも、PCI Expressバスの標準装備、USB 3.0ポート×4など、高い拡張性や豊富なインタフェースが特徴である。

 同社は、組み込み分野でもより高い信頼性が要求される、医療、産業機器市場をターゲットに、TEM140を訴求していきたい考えだ。

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