富士通は、犬に装着して使用する活動測定デバイスを開発。同デバイスから得られるセンシング情報を基に、ペットの健康管理をサポートするクラウドサービスの提供を開始する。
「ペットは家族の一員である」――。しかし、大切に育てられ、寿命が延びる一方で、肥満や糖尿病などの生活習慣病にかかるペットが増えているのが現状だ。ペットの病気予防には、人間と同じく健康管理が重要である。
こうした近年のペット事情を背景に、富士通は、犬に装着して使用する「活動測定デバイス」を開発。同デバイスは、携帯電話機の開発などで培った人間向けのセンシング技術を応用したもので、首輪に装着し、歩数・震え・体温変化などを測定できる。また、軽量・省電力で24時間測定可能だという。
同デバイスから取得したセンシング情報は、一定期間蓄積される。その後、蓄積されたデータはFeliCa通信により、専用アプリケーションをインストールしたスマートフォンやPCに取り込まれ、クラウドサービスにアップロードされる。そして、飼い主は、専用のWebサービス上で過去からのデータ推移などを確認することができる。
なお、ペットの健康管理をサポートする同クラウドサービスの提供開始は、2012年下期を予定。5月17、18日の2日間、東京国際フォーラムで開催される「富士通フォーラム2012」に参考展示するという。
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