モノづくり系異業種集団 心技隊のブースでは、隊員たちの企画する製品サンプルや、加工品などを展示した。
心技隊の隊員は、以下。
「技術力があっても、そこに心が伴わなければ、いずれ世の中から取り残される」。心技隊は、ミナロの代表取締役 緑川賢司氏がそういう企業を実際に幾つも見てきたことから発足したという。
「心技隊はもともと、町工場を主とした4社の集いから発足したもので、HPを見ると、「お金より先に心でつながることが大事だ」という言葉があり、利害ではなく理念でつながる連携グループなのです」(マイクロモノづくり(10)より)。
心技隊メンバーの企業は、顧客から受注する加工案件のみではなく、自社製品の開発に積極的に取り組む。また、「ちょっとだけ無駄遣いをして、日本の景気を元気付けよう」というユニークなコンセプトの「無駄遣い10%」活動もしている。過去には、レッドブル・ボックスカートレースにもチャレンジしている。
ブースでは、MONOistの連載「マイクロモノづくり〜町工場の最終製品開発〜」でも紹介してきた町工場の最終製品たちの展示も幾つか見ることができた。
以下は、木型モデル・試作メーカー ミナロが開発した室内用の野菜栽培器。展示では野菜ではなく花がセットされている。
栽培器に赤と青のLEDを4:1の比率で配列し、桃色の光になるようにしている。この光が植物の生育に有効ということだ。写真のようなおしゃれな容器なら、ちょっとしたインテリアにもなる。
以下は、精密板金加工業のリ・フォースが開発したデジタルサイネージ「i-nage」。
iPadがぴたりとはまるおしゃれなスタンドだ。既に、ソフトバンクショップ、居酒屋チェーンなどでの採用例がある。
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