静的解析/ソースコード解析ツールを開発・販売するコベリティは、ET2011で10月に発表したばかりのデベロップメントテスト・プラットフォーム「Coverity 5.5」を中心に展示デモを行う。
2011年11月16〜18日の3日間、パシフィコ横浜で組み込み関連の最先端テクノロジーや基盤技術が多数集結する「Embedded Technology 2011/組込み総合技術展(以下、ET2011)」が開催される。
このET2011開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「@IT MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ET2011の特設ページをオープンし、来場予定者や来場を検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、同特設ページでは、会期中・会期後も速報やレポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい(継続してウオッチして頂きたい!)。
今回紹介するのは、静的解析/ソースコード解析ツールを開発・販売するコベリティの出展内容だ。
>>3メディア合同「Embedded Technology 2011特集」
コベリティはET2011で、10月4日に発表(関連記事)したばかりのデベロップメントテスト・プラットフォーム「Coverity 5.5」を中心に、展示デモを行うという。
現在のソフトウェア開発は、アウトソーシングやオープンソースの利用をはじめ、長期にわたる派生開発からもたらされるレガシーコードなど、第三者の開発したコードを利用せざるを得ない状態にあり、製品品質の担保が悩みの種となりつつある。さらに、「大規模・複雑化するソフトウェアの実情を考慮しても、コードレビューや手動によるテストで、ソフトウェアの全ての挙動を確認するのは現実的ではありません」(同社)。そこで、今、注目されているのが静的解析ツールを活用した開発だ。特に、製品の出荷サイクルが速く、製品出荷後の不具合の露呈が致命的である組み込み分野では、「静的解析ツールの採用は、さらに加速化していくでしょう」と同社は予測する。
こうした組み込み分野における課題を解決するソリューションの1つとして、同社は長年静的解析ツールを手掛け、発展させてきた。新バージョンのCoverity 5.5では、同社の中核技術「Coverity Static Analysis(以下、CSA)」の解析速度が大幅に向上し、従来バージョンと比較し、平均5〜6倍、最大で10倍程度、解析速度が向上しているという(詳しくはこちらの記事を参照のこと)。
さらに、不具合情報の管理のしやすさ、既存開発プロセスへの統合のしやすさの他に、下記の新機能が追加されている。ET2011のコベリティ・ブースでは、ぜひ以下の機能に注目してほしい。
なお、展示会場内のメインステージにて行われる「オープンステージセミナー」では、「静的解析ツールの最新動向と開発プロセスへの統合テクニック」と題した講演が行われる(会期初日:11月16日 午前11時から)。Coverity 5.5の最新機能や品質維持サイクルの実現に向けたテクニックなどを紹介してくれるという。
コベリティの静的解析ツールは、現在、ワールドワイドでおよそ1100の顧客に採用され、開発工程の効率化と製品品質の向上に貢献しているそうだ。品質やテストに対する課題を抱えている方は、ぜひコベリティのブースに足を運んで頂き、その悩みをぶつけてみてはいかがだろうか。――あなたの悩みを解決するヒントがそこにあるかもしれない。
会期 | 2011年11月16日(水)〜18日(金) |
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時間 | 10:00〜17:00(17日(木)は18:00に終了) |
会場 | パシフィコ横浜 |
コベリティ日本支社・ブースNo. | B-21 |
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